h-3’s diary

趣味世界の独り言

RIDINGSPORT NO.005 JUNE/1983

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ガレージ部屋を片付けているといろいろ懐かしいものが出現する。

「お! ウンチーニ、かっけ~」(笑)

ふと手に取ってしまったが最後、ページをめくる手が止まらなくなって、、、

 

 

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ケニー・ロバーツ! フレディ・スペンサー! バリー・シーン! きゃぁ~~!(笑)

 

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やっぱキング・ケニーはこのカラーリングでしょ!(^_-)b

 

 

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エディ・ローソンとのバトル!

傾斜が30度もあるデイトナバンクの超高速コーナリング

強烈な遠心力を受けながら直線全開のフォームですよ!! ビリビリきませんか!(><;)

 

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この人を知ってる人、どれくらいいるんだろ。

スタンディングスティルという用語すらまだ日本のトライアル界では無かった時代に、停止どころかリバースまで極めていた謎の一般ライダー。

トライアルをかじったことがあるので分かるが、市販車のハンドル切れ角で、ましてやエアも抜かず、信号待ちの時でもその技をこなしてしまうなんて、今の一流トライアル選手でもできないと思う。

グンゼシャツを着たダサい風貌のおっさんがこの神業というギャップ感が凄まじい。

冗談抜きで世界一は大げさではない。

 

ちなみにこの写真を撮ったカメラマンも、さり気だが完璧な構図で日常の中の非凡というミスマッチを意図して捉えている。さらに、モノクロになってもしっかり主役が浮かび上がってくるように撮られているところが、どんな紙面でも使える写真を意識したプロの仕事だと唸らされた。

これに対して、表紙のウンチーニのシーンだと、モノクロでは白と黄色のよく似たトーンが多すぎて使い物にならないだろう。

しかしこの場合は明るいSUZUKIワークスカラーと、振り返る3人の男の真剣な表情がドラマチックなアクセントになっている。

だから、バイクが止まっているにもかかわらず、レース中の緊迫感に満ちた雰囲気が美しく捉えられていて、これまたカラー写真としてのカメラマンのセンスに惚れ惚れする。

 一瞬でピントが決まって手ブレ補正もあって、一日に何千枚も撮れるデジタル一眼が登場するのはこれから20年以上先の話。フィルム時代ならではのプロ根性が感じられると言えば大げさだろうか。

こういう写真を撮りたいものだとつくづく思う。

 

 

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毎号、各ライダーのフォームを見比べて研究していた頃が懐かしい、、、

やっぱり平忠彦は違うなー。

 

この頃って「俺サ!」に載るのを夢見た小僧が各地のワインディングを次々と二輪通行禁止に変えていった時代でした。(俺サ!だけ立ち読みするのが楽しみだった)

今思えば、俺サA級に憧れた若者を死の淵へと駆り立てる雑誌が許されていた時代でした。

 

当時の私は中古で買ったオンボロの緑の日産チェリーバネットにCR125RやXL200Rを積んでモトクロスに夢中。

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オフロード界ではエディ・ルジャーンや伝説の後楽園スーパークロスの衝撃が日本を席巻していた頃で、ボブ・ハンナ、リック・ジョンソン、ジェフ・ワード東福寺、光安、福本、杉尾、山本昌也、近藤、加藤と、ロード界に劣らずとんでもなく熱い時代でした。

(検索したらユーチューブに後楽園スーパークロスの映像があって、久し振りに興奮しました。^^;)

 

 

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うお、耕運機ハンドルKATANA!

標準現金価格 647.000円。当時だから消費税なし。 買います!(笑)

 

 それにしても「標準現金価格」だって。

今や世の中は『スマホでネット決済の時代』ですからねぇ。

『すまほ?』『ねっと??』『しょうひぜー???』当時の人が聞いたらまるで意味不明でしょうね。

でも、正直なところ私も時代の変化に取り残されないよう、ついていくのに必死であります。

それなのに、さらに今後は「りもーと」の時代になるんだって???

 

考えてみれば、これから「コロナ以降」という時代区分が始まる文明の大転換点に生きているのでしょう。

(そんな話に興味がある向きには「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」という書籍が読み応えあるはずです)

あらゆる分野が一斉にコロナ対応に迫られた結果、世界のパラダイム・シフトが一気に加速し、日常のあらゆる風景が一変する予感がします、、、

 

★★★★★

 

話を戻して 1980年代はレースの世界も市販車の世界も、キラ星のようにレジェンドがひしめく時代でした。

もう二度と、これほど熱く激しく眩しい時代は訪れないでしょう。

同じ歴史の中にどっぷり浸って過ごすことができたシアワセ。

あぁ、バイクに夢中で良かった、、、。

 

 

おっと、片付けの続きをしなくっちゃ。(笑)