h-3’s diary

趣味世界の独り言

思い出のテントよさらば。

ようやく緊急事態宣言が解除され、都道府県境をまたぐ移動も6月からはOKになる見通しとなった。

 

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なにはともあれ写真撮影でどこにでも自由に行けると思うだけで嬉しい♪

 

ただ、すでに新月の期間は過ぎ去り、夜空を月が支配し始めている。

月のない闇夜じゃないと天の川はクッキリと撮りにくいのです。

解除は嬉しいけれども、5月の撮影期間には間に合わなかったことの、ほろ苦い無念さ。

もう自粛となる事態は勘弁してほしいものです。

 

けれども、3週間後には次の新月期間が巡ってきます。

だから、乱雑な部屋の状態はできるだけ早く解消して次の撮影に備えたいのだが、、、

 

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ところが現在、片付け&模様替えの作業がほとんど止まっている。

原因は、パソコンとプリンタの移動先に設置するラック板の調達が滞っているため。

 

私は希望サイズの木材を調達するために、よくコーナンPROで木材カットサービスを利用するのですが、ただ今カットコーナーのパネルソーが絶賛故障中!(><;)

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(自宅から数分の場所にあるので、作業中に足りないものがあってもすぐに買ってこれるのが便利)

 

とりあえず現状でできる範囲の片付けは行ったので、これから先の作業はラックを設置しないことには、先に進めません。

頼むぞコーナンPROよ! 早くカットコーナーを再開してくれ~。(><;)


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話変わって、先日断舎離したツーリングテント。

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振り返れば2004年。

この頃はキャンプツーリングを意識したTDM850に乗っていました。

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阿蘇山火口にて。 16年前のコンデジっていい写りしてたんだと感心。

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4月末~5月頭。九州ツーリング。 阿蘇開聞岳で延べ2泊。

テントはこのツーリングに合わせて買ったのでした。フライシート内の空間が広く、全ての荷物が余裕で入りました。

 

 

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7月。紀伊半島ツーリング。 「川湯野営場木魂の里」

山奥なのに、なぜか夜になっても異様に暑かった記憶が。

 

 

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8月。信州ツーリング。 タープまで積んでました。 長野県「山田牧場キャンプ場」

 他のキャンプ客が冷やしている炊事場のスイカを馬が見つけてムシャムシャと食べていました。

 

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10月。 「神鍋高原キャンプ場」 夜間の土砂降りで一時テントの下の地面が水たまりになってしまい、荷物だらけのテント内でまるで救難ボートに乗っているみたいな気分になりました。

全く水漏れしなかったテントの防水性の有り難さが強烈な印象として残っています。

 

 

翌2005年。

フル積載だとTDMが高重心過ぎて取り回しでやたら重く感じるし、走ると意図する操作と反応のズレがあり、走っていても危なっかしいので、R100GSパリダカに乗り換えました。

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34Lも入る巨大タンクですが、ガソリンは主にタンク左右の低い位置にあり、満タン+フル積載でもガソリンの揺れや重心の高さを感じることのない、TDMとは真逆の超低重心。

ローリング軸と平行なクランクシャフトレイアウトのメリットを体感する切り返しの軽快さとトルクフルなエンジン特性により、淡々と走り続ける高速道路の快適さはもちろん、低速切り返しの連続する舗装林道でも、意図するパワー感でライン通りトレースする、素直な操縦性。

ストレスや疲れが少なく、アナログなバイクならではのテイストやフォルムの美しさ・所有する満足度など、全てが高次元に満たされたツアラー。そもそもオフ車ですから、林道を走ってみたらそれなりに走れてしまいました。

『ツーリングに不要なものは足さない。ツーリングに必要なものは引かない』

そんなポリシーが形になったようなR100GSパリダカは、私にとって忘れられないメモリアルバイクになりました。

 

だからこのバイクには永く乗り続けるだろうなと思っていました。

しかし、もう一台、林道ツーリング用のセカンドバイクだったTTR250が伏兵で、林道や獣道アタックツーリング三昧の挙げ句に、その後急坂を転げ落ちるようにトライアル競技にどハマり。

 

トライアルでは他の楽しみを犠牲にしてでも達成したい最終目標ができたので、それに没頭。

パリダカはガレージの奥でバイクカバーと毛布に包まれ寂しくホコリを被っていたのですが、そんなある日、競技車両の購入資金を手元に残して新しいオーナーの元へと旅立っていきました。(涙)


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、、、 テントの思い出に話をもどして。

 

8月。 木曽・信州ツーリング 

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回りには一切の明かりがない真っ暗闇の山奥。他には誰もおらず、霧が立ち込め小雨が降りしきる超不気味な場所で、おっさん二人がイタリアン料理対決してる絵がなんともシュールですね。 でも一生忘れられない思い出。

 

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 翌朝。 一体ここは何処だったんだろう?

この東屋が無ければ料理どころではなかったかも?

いや、あの時はどんな困難も彼らを止めることはできなかったに違いない。(><;)


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このテントは1年と4ヶ月の間に6回使いました。回数は少ないかもしれないけれど、九州から信州まで、毎回濃厚にツーリング先でのキャンプを堪能できました。

 

捨てる前に「まだ使えるかなー」と袋からテントを出してみたら、15年の経年劣化でベトベトしている部分があり、お別れの踏ん切りがつきました。

こういうのって思い出が染み込んでるから別れは寂しいものです。

ポールとアルミペグ、ロープは資材として残し、末永く何かの役に立ってもらいましょう。

 

 

テントよ、楽しい思い出をありがとう!(涙)

 

 

(ちなみにトライアルは2011年のシーズン最終戦で目標を達成。これで20年来のバイク生活が完全燃焼できたので、写真へと転向。これも既に9年目です。)

 

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もうこの先、テントを設営してキャンプする機会はないかもしれません。

ですが、2018年頃から星空撮影で車中泊を行うようになり、心の奥のキャンプ魂に小さな火が灯り始めているのを感じています。

特に昨年クルマがタントからN-VANに変わってさらに車中泊が楽しくなり始めました。

 

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イワタニ カセットフー プチスリム(幅)279×(奥行)185×(高)85mm。)

今のところ、車中泊ではあまり凝ったことはせず、手軽さ快適さ安全性をコンセプトにこのようなガスコンロを使用していますが、今後は状況や気分に応じて道具を使い分けるのもいいなと思うようになりました。

 

 

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そこで、シール漏れ箇所から火を吹くようになって引退した40年もののガソリンストーブを引っ張り出してレストア。懐かしいキャンプ道具がすっかり蘇りました。
クラシックでシンプルな構造。使い込むほどに味わい深くなる真鍮の鈍い輝き。

復活したストーブを眺めながらご飯三杯は行けるカモ?(笑)

 

そもそも、私がN-VANに惹かれたのも、ただ寝るだけの車中泊ではなく、まるでテントの中で過ごすかのような気分が味わえる遊びゴコロ溢れるクルマであるところに惚れ込んでしまったからでした。

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<遊びゴコロの一例 ※あくまでイメージ画像です>

 

今後の車中泊では少しずつキャンプ魂を盛り込んでみたいですね。(^^)g ~♪


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今回のブログ内容も、すっかり自分で自分を煽ってしまってるなぁ、、、

思い出を振り返るとヤバいですねぇ。(笑)

 

まぁ、こうして趣味の遍歴が、長いスパンを経てループしてきたのであれば、きっとそれは趣味世界が深まってこそ辿り着ける、さらなる至高のステージなのでしょう。(^^)