h-3’s diary

趣味世界の独り言

梅雨明けで星撮りシーズン後半が開幕。満月直前だけれども肩慣らしに出かけよう。

今年の梅雨は晴れ間がほとんどなくて長かったですねー。

おかげで撮れないフラストレーションがたっぷり溜まってしまいました。

 

ようやく待望の梅雨明けを迎えたのは良かったのですが、それが運悪く満月期間で、さらに星空が撮れない日々がさらに10日近く続くのが困りもの。

 

「もう星が撮れないなら月でもいい~。」(><;)

 そんなわけで、N-VANにカメラを積んで出かけました。

 

★★★★

 

 

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深い山々に囲まれた大自然の真っ只中。トンボがたくさん飛んでいました。

 

 月が出ていなければ見事な天の川が山並みの向こうに立ち昇る場所ですが、今夜は月の明るさに埋もれてしまって見ることも撮ることもできない条件。

しかし、実は月のある風景ってとっても難しいのです。

 

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 まぁ、仮に写真がダメだったとしても、せっかく素晴らしい場所に来ているのですから、まずは絶景メシを堪能することにしましょう。

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車の真横ならではのお手軽さで、道具箱から出して並べるだけ。

ほとんど女の子の「ままごと」と変わらないレベルですね。

 

 

まずは炊飯から。

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固形アルコールが気化して少し痩せているようだったので、コンロで1分ほど温めてからセットしました。

前回は、カレーにピッタリのほんの少し硬めだったので、今回はちょっと水を多めにしてしっかり火を通し、ふっくらな仕上がりを期待。

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風には鉄壁の防御態勢で、加熱ロスを許しません。

ちなみに五徳代わりに銅板を敷いて、底全体に均等加熱します。

銅板が広い面積で炎の熱を集めてメスティンに伝えるので、これは確かに効果が高いと感じています。

 

ただ、鉄壁の防御態勢ゆえに固形アルコールが燃え尽きるところを目視確認できないことに気が付きましたが、炊飯を始めてしまってからでは後の祭りです。(><;)

タイマーで20分を計るようにしておけばよかった、、。

 

まぁ、こういう試行錯誤も、それはそれでまた楽しいわけです。(^^)

 

 

★★★★★

 

炊きあがったメスティンをひっくり返して缶詰とともに保温袋に入れ、蒸らしている間にカップラーメン用のお湯を沸かします。

 

 

そこで登場した今回のグッズがこれ。↓

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『吸熱フィン』が装着されたケトルです。

 

 

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ステンレスのケトルはなかなか沸かなくて、CB缶のガスが減って火力が弱まり始めるといよいよ沸かない不安がつきまとっていたのですが、これは見た目通り抜群の熱効率でみるみる沸くというスグレモノ。

すっかり気に入りました♪

 

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はい、リアルままごとの食事準備完了です!

 

妻役:「おとうさ~ん、ごはんできたわよ」

夫役:「おぉ、そうか、今日の献立はなにかな~」

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妻:「ラーメンと焼き鳥丼よ、特別にアルコールフリーのビールもどうぞ」

 

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夫:「ぷはーっ、やっぱり夏はアルコールフリービールだな。焼き鳥丼にぴったりだ」

  「ご飯の炊け具合もいいじゃないか。 おまえ、料理の腕を上げたな」

妻:「まぁ、アナタったらお上手ね」

二人:「あははは、、、」「おほほほ、、、、」

 

 

 

 

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静かに暮れてゆく景色を眺めながらの食事は最高です。

こういう場所で食べると本当に美味しくて幸せな気分に浸れますねぇ。

 

写真を撮る前に山奥の新鮮な空気と食事を堪能しただけでも、はるばるここまで来た甲斐があったというものです。

 

 

★★★★★

 

 

さて、どんどん日が暮れて行き、おままごとセットの片付けも済ませたら。次は撮影機材を設営。

 

日が暮れてしばらくすると雲の向こうからまばゆい月が登場。

月の撮影は難しい、と書きましたが、その難しさを例えるなら、真っ暗な体育館に一つだけ照明器具が点灯しているみたいなものだから、やたら明るい月とそれ以外が暗すぎるという状況が難しいのです。

 

そこで、ブラケット撮影とHDR合成を組み合わせて、月の光から山並みの明暗差までをカバーする技術を使い、どうにか仕上がったのがこの一枚。

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右上から木・土・月・火という順番で星が並びました。

ちなみに火は火星ではなく「火球」の火です。

 

なんと幸運なことに、花火みたいに流れて弾ける流星(火球)が写るラッキーに恵まれました。

普通の流星なら、明るい月の隣では写真に写らないのですが、火球だったのでしっかりと写ってくれました。

私はレリーズリモコンで操作していたので、肉眼でハッキリと目撃できましたが、一瞬打ち上げ花火が弾けたのかなって思うくらいに見えてビックリでした。

 

ダメ元覚悟の月狙いでしたが、食事も楽しめて、火球も目撃&撮影できてと、収穫がありました。

 収穫といえば、2台体制で撮るつもりでしたが、三脚の一つには雲台を付け忘れていました。(><;)

 結局1台での撮影になりましたが、これが天の川バッチリの時だったら痛恨のミスになるところで、今回ダメージのないミスで気づけたのですから、やっぱり出かけて良かったです。(^^ゞ

 

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次の撮影本番となる新月期間は、お盆からお盆過ぎ頃になります。

またぞろコロナの感染拡大が騒がれているのが気掛かりですが、移動自粛がかからないことを願いつつ撮影準備を整えていこうと思います。

 

あ、コーヒーなんですが、用意はしていたのですけどね。

ラーメンとアルコールフリービールでお腹がたぷたぷになってコーヒーの気分になれず、出番がありませんでした。(笑)